||| 牧草-FAQ |||

||| Q1:保存の方法は? |||
 牧草を保存する際の注意点は、「湿気」です。湿気を含んだ牧草は、嗜好性が下がるだけでなく、カビなどが生え、雑菌増殖の原因になります。大き目のタッパーや衣装ケース、ジップ○ックなどのビニールの袋に小分けにして、乾燥剤を入れたり、風通しがよく、空気のこもりにくい場所において、鮮度を保ちましょう。

 逆に、日光が年中あたっているような暖かい場所に置いておくと、虫がわくことがあります。虫がわくことは、無農薬や低農薬の証拠ですので仕方がないことですが、なんとなく嫌ですよね。お米の保存剤なども、虫の発生には効果的です。普段の管理から、少し気をつけておいたほうが良いでしょう。

 お天気の日に、まっ黒なビニールに必要な分だけ入れて、お日さまに十分にあげててからあげると、食いつきも良いと思います。または、大き目のタッパ−やジップ○ックなどに入れて、レンジでチンでもOK^^こうすれば、牧草の香りも元に戻りますし、殺菌や殺虫作用もあります。それに、十分に乾燥させた牧草の方が、うさぎさんたちも喜んで食べてくれます。

 また、購入時に気にするべきことは、「商品の回転の速さ」だと思います。古いものほど、牧草のおいしそうな香りが飛んでしまって茶色くなり食べてくれなくなりますので、量り売りの出来る場所などで小分けに買ったり、近くの友人とシェアしたり、なるべく商品の回転の速いお店で買うことも、普段から心がけると良いと思います。

||| Q2:1番牧草と2番牧草の違いは、何でしょう? |||
 牧草の刈り入れは、平均、年に2回・初夏(=1番牧草)と初秋(=2番牧草)に行われます。

 1番牧草の特徴は、まずその豪勢さ!だと思います。オリミツのものも、国産の様似共栄牧場のものも、歯ごたえのよさそうながっしりとした太い茎です。2番に比べると、「香り」という点では劣るかもしれませんが、栄養面ではやや2番より勝っているそうです。注目すべきは、その流通量の多さです。いまやどこでも手に入るというくらい、2番にくらべて流通量が多いです。お店で市販されている牧草のほとんど(カットもロングも)は、1番牧草ですものね。ただし、敷き藁にするには、ちょっと硬いイメージですね。

 2番牧草の特徴は、夏の強い日差しで育つ牧草ですから、青っぽく、「香り」がとても高いです。しかも、牧草自体がとてもやわらかく、敷き藁にも持ってこいですね。カロリーは控えめですので、野性に比べて運動量の少ない飼いうさぎには、ちょうど良いと思います。香りが高いということが、何よりうさぎさんたちの食欲をそそってくれるのです。市販の牧草を食べないという子も、食べてくれることと思います。

 ただし、人間でも「パン派、ごはん派」がいるように、うさぎさんの側にも「好み」があります。たいていのうさぎさんが好む香りの高い2番牧草も、やっぱり食べない子はいますし、、、もし、1番をもりもり食べるのでしたら、無理に2番に変える必要はないと思います。むしろ、その子が1番好んで食べてくれる良いものを選んであげて欲しいです。

※最近は、3番牧草というものの出回りまじめました。繊維質は1番に匹敵するくらい多く、柔らかく甘い香りが特徴です。その他、1.5番刈りなどなど、混乱しそうなほど種類が豊富になってきていますが、何よりもまず「おいしく食べてくれるもの」を探してあげてください。

||| Q3:牧草を変えたら、おしっこが赤くなったけど? |||
 うさぎさんのおしっこには、食べ物の色素が混じることがありますよね。牧草も、うさぎさんにとっては食べ物ですので、食べるとおしっこが赤くなったりします。私も、あまり詳しくは分からないのですが、1番牧草で赤くなることは少ないそうですが、2番牧草や、その他の茶色い牧草では、おしっこが赤くなることがあるそうです。もしも心配であれば、尿検査紙を使って潜血反応を検査してみると良いと思います。

 我が家も、様似の2番牧草や、OXBOWのWESTERN TIMOTHYだと、おしっこが赤くなりました。慌てて病院に連れて行ったら、上のようなお話を聞きました〈笑)。びっくりですよね。

||| Q4: 良い牧草の選び方は? |||
 かび臭かったり、湿っぽかったりするものは、あまりオススメできません。しかし、青々としているからと言って、おうちのうさぎさんにとっての良い牧草ではないかもしれません^^;好みの問題がかなり重要視されてしまう子は、特にこだわって選ばないといけないかもしれませんね。

 一般的に、家畜用の飼料としての基準は、「葉の割合」「緑度」「刈り取った時の成長度合い(チモシーだとだいたい30〜40センチ前後)」「水分」「触感」「カビ・乾燥むら・香気」などが判断基準としてあげられるようです。ただし、うさぎさんの場合は、うさぎさん自身の「舌」が大きく影響している気がします。

 牧草は、水分を吸収すると、とても腐りやすくカビが生えやすいものですので、適度に乾燥していて、香りが新鮮でほんのり甘く、ぱりっとしたものを選び、汚れたり、湿気たり、すっぱい香りがしないものを選びましょう。オーツヘイは、どちらかというとすっぱい感じがしますが、新鮮なら問題はないと思います。

 ご自宅での保存の状態が悪くても、傷みが早くなります。保存が難しい方は、少量ずつ購入するなどすると便利かもしれません。

||| Q5: 牧草に虫がついていましたが? |||
 購入したての牧草には、時々、バッタなどの虫がいることがあります。乾燥してぺしゃんこになったバッタなどが出てくることもあります。

 自然の中で無農薬で育てられた証拠のようなもので、うさぎさんにとっては、特に害のあるものではないのですが、気になるようなら、黒いビニール袋に入れてきっちりと口に蓋をして、晴れた日にベランダにでも出して、天日に干してしまいましょう。虫さんは、死んでしまうはずです。

 それから、無農薬のものの場合、高温多湿など保存の状態が悪くても虫がわくことがありますので、保存の際には、しっかりと管理してくださいね^^

||| Q6: 牧草を変えたら、うんちが小さくなりましたが? |||
 牧草も、その種類によっては含まれている繊維質が、若干違います。1番牧草が、最も多く繊維質を含んでいて、2番などは、若干繊維質が劣るようです。他のページでも説明した通り、2番でも十分に繊維質が摂取できる子もいれば、1番でないと、しっかりとした大きいうんちがでない子もいるようです。

 例えば、、、のお話しなのですが、我が家のぽぽたんは、OXBOWのWESTERNチモシーや2番刈りだと5mm前後のうんちしか出ないのですが、ORIMITSUのロングマットやその他の1番刈りに変えると、1cm前後の大きいうんちをしてくれます。ただし、牧草色のコロコロをたくさん出してくれるのが良いというのではなく、コロコロうんちを割ってみて、酵母菌が頑張ってどれだけ消化できているかのほうが問題なのですが・・・。

 うんちの大きさが変わってしまうことは、おそらく牧草自体の質などに問題があるのではなく、恐らくその子のお腹の調子や、繊維質がどれだけ摂取できるか、にあるのではないのかと個人的には思っています。ほっそりとした2番より、がっしりとして太く繊維質が多く含まれている1番の方が、楽に、多くの繊維質を摂取できるのかもしれないですよね。うさぎさんによって体調もお腹の調子も必要な繊維量もさまざまなのが現実です。あげられるようならば「スキなものと調子の良いもの」の2種類を併用してあげてみたり、お腹の調子や体調などを見ながら、いろいろと試行錯誤をしてみてください。

 残念ながら、繊維質を多く含んだ1番も、嗜好性の面では2番に劣ってしまう部分もあります。それぞれに、良い点悪い点などもあるので、いろいろ試してみてください。

||| Q7: 変なものが入っていたよ! |||
 牧草地が無農薬なために、虫以外にもいろいろな生き物達が終始出入りしています。もちろん、牧草を食べに来る仲間達もそうですが、例えばそこに集まる虫などを食べに、本当にざまざまな生き物達がいるそうです。悲しいかな、お店で買った牧草に小さい生き物たちの死体が入っていたという例も、いくつか耳にしたことがあります(涙)バッタなどの昆虫類が入っていた場合は、うさぎさんは結構無視してしまうようですし、野生化では口にすることもあるでしょうし、食べても害はないかと思います。

 もしも何か変なものが入っていたり、気になるものが入っていたりした場合には、そのままの状態で密封して保存し、販売していた小売店、もしくは製造元に連絡してみましょう。現品があればのお話ですが、必ず、返品交換などを受け付けてくださるはずです。出荷前に十分なチェックを行っているとは言っても、そこは大量生産のせいなのか、なかなか難しいですね、、、。

||| Q8: 輸入牧草の燻蒸(くんじょう)って何だろう? |||
 自然にはたくさんの虫がいます。もちろん牧草は「無菌ビニールハウス」で作られていているわけではないので、乾燥牧草には害虫やそのタマゴなどが含まれていることがあります。輸入の際にそれらの虫が混入し、国内の生態系を乱さないよう、すべて殺してしまうための処置が「燻蒸(くんじょう)処理」です。輸出国、もしくは、輸入側の国内の倉庫やサイロやコンテナなどの施設内において行われています。バナナなどの輸入品ではかなり強い薬品が使われていることは有名な話ですが、同様に、輸入の食品・植物・飼料などには、燻蒸処理というものがなされるようにと法律で定められているのです。日本において主に使われているものは、臭化メチルや青酸ガス、燐化アルミニウムなどの化学物質なのだそうです。

 アメリカ産牧草に焦点を当てて考えてみると、アメリカ産の牧草類に日本にはまだ存在しない害虫(イネ類には『ヘシアンバエ』、アルファルファには『カンキツネモグリセンチュウ』など)が潜んでいた場合は、燻蒸が義務付けられているそうです。その場合のみ、輸送時使用のコンテナや倉庫などで、虫の種類により薬剤を変更しつつ、数日をかけての燻蒸処理が行われているそうです。しかし、実際に虫が発見されて燻蒸処理を施されるケースはとても少ないそうです。また、虫が付着していたものや輸入禁止の植物が混じっていたものに関しては、燻蒸処理以外にも、「焼却」または「輸出国への返送処置」などもあるそうですよ。

参考リンクは以下の通りです。
◆農林水産省 植物検疫所(http://www.pps.go.jp/index.html)
◆農林水産省 動物検疫所(http://www.maff-aqs.go.jp/index.htm)
◆農薬ネット(http://www.nouyaku.net/)
◆きまめやさん(http://www.kimameya.co.jp/)
くん蒸についての質問をさせていただいておりました農林水産省 植物検疫所さまから、「牧草のくん蒸に関して」のご回答を頂き、当方への転載の許可も頂きました。詳しいお話をご覧になりたいからはコチラからどうぞ。
◇ 「牧草のくん蒸に関して」

||| Q9: チモシーの穂が紫色?! |||
9.チモシーの穂が紫色?!
 牧草の穂先が、時々、紫色に色づいていたりしませんか?一見ちょっとどきっとさせられる色ですが、大丈夫。チモシーの花の色です。チモシーの花は、薄い紫〜紫色をしているのです。

北海道にお住まいの芥川さんよりチモシーの花の写真をご提供頂きました。

(↑クリックで拡大表示)
芥川さん、ありがとうございました!※写真の著作権は芥川さんにあります。

 通常、チモシーの刈り取り時期はTDN値(=TDN:可消化養分総量という飼料のエネルギー価値を表す単位)の最適な〜出穂(穂が出る)開始から10日ほど〜とされていますが、その時期をのがし少したってしまったものは、花が咲いてしまって穂先が紫に染まっています。その時期に刈り取られ、そのまま乾燥され出荷されたものだから、穂先が紫なようです。紫の穂を探しあてたら、さくさくほぐしてみると、その穂先に乾燥したちいさな花を見ることが出来ます。食べてもまったく大丈夫なものなので、どうぞご安心を・・・。


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